必要な皮脂まで落とす「洗いすぎ」に注意

皮膚を清潔にしようとしていつの間にか過剰に洗いすぎていることはありませんか?

 

皮膚を洗浄しすぎると必要な皮脂まで洗い流されてしまい、肌が乾燥して肌荒れを起こす場合があります。

 

1日に何回も洗顔や入浴をしたり、シャワーを浴びたりすると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうのです。

 

特に脂性の人は

 

「肌が脂っぽいから」

 

という理由で洗いすぎる傾向があります。

 

一方で乾燥肌の人は1度体を洗うと再び元の潤いのある状態にまで回復するのに時間が長くかかります。

無菌状態は不自然なので潔癖すぎるのは注意

「電車の吊革がつかめない」「公衆トイレに座れない」などといったことや、常に消毒スプレーを携帯して手に吹きかけたり、何度も手を洗ってしまう方がいると聞きます。

 

このように過度な潔癖症は本人はかなり辛いでしょう。

 

そのうえ、肌が荒れて皮膚のバリア機能も低下するというデメリットもあります。

 

可能な範囲でいいので少しずつでも潔癖すぎる生活から脱していければと思います。

 

実はどれほど頻繁に洗ったり消毒をしたとしても、人の体が無菌状態になることはありません。

 

そもそも私たちの日常生活には菌がいる状態が自然であって、決して汚い状態ではありません。

 

もちろん病原菌やウィルスはまた別ですが、生活の中にある程度の菌がいたほうが免疫がつきますし、肌を正常に保つためにも良いのです。

やってはいけない!NGチェック

乾燥している場所で気にせず生活する
乾燥は肌の大敵です。肌の小さなほころびからバリア機能が低下します。
こまめに保湿剤をつけたり、部屋の湿度を保つなどの対処をしましょう。

 

公共のものに触れるたびに消毒する
過度な消毒は肌のバリア機能を低下させ、潤いを阻害することになります。
なので、消毒よりは保湿を習慣づけるようにして、神経質になりすぎないようにしましょう