皮脂を味方にして美肌に!
皮脂というと、肌をべたつかせたり、テカらせたりと、悪いイメージがあるかもしれません。
しかし、実際のところは皮膚の潤いを保って外部刺激から肌を守るという役割を果たしてくれます!
そもそも皮脂は真皮にある皮脂腺で作られる脂のことです。
分泌された皮脂は、皮脂は毛包の中に流れ、毛を伝わって皮膚の表面に出て行きます。
その量は気温に左右され、暑いと多く、寒いと少なくなります。
そして肌の上で汗腺から出る汗と混ざり、表面に薄いベールを作ります。
このベールはpHバランスの取れた弱酸性で皮脂膜と言います。
皮脂膜は天然の保湿クリームと言われ、水分の蒸発を防ぎ、皮膚にうるおいと滑らかさを与えます。
そして、外からの刺激や細菌の繁殖を抑えます。
クレンジングで落ちた皮脂の役割をスキンケアで
皮脂は常に適度な量で保たれているのが理想の状態です。
皮脂が多すぎるとニキビや吹き出物の原因になりますし、少なすぎると皮膚のバリア機能が低下します。
皮脂の分泌量は個人差があり、体質にもよりますが、25~35歳を過ぎると減っていく傾向にあります。
特に女性の場合はメイクをクレンジング剤で落とすため、皮脂を落としすぎてしまうことがあります。
ですので、その分の皮脂の働きをスキンケアで補う必要があります。
自身の肌の変化に気がつかない男性が多数?
肌を構成している成分は、年齢や性別によって異なります。
男性は女性よりも肌の皮脂の分泌量が多い傾向にあります。
なので、若いうちは何のケアをしなくても支障がない場合が多く、洗顔後も特にケアをしなくても平気だったりします。
ただし、男性も40~50代になってくると皮脂分泌の量が少なくなってきて、乾燥してきます。
しかし、ほとんどの男性はそれまでトラブルが起きてこなかったので、乾燥によって肌にかゆみなどができたり、肌が突っ張ったり、異変が起きていることに気付かない人が多いのです。
はっきり言って男性にもスキンケアは必要です。
洗顔後に肌が突っ張ったり、乾燥から肌に痒みが出るのは女性は経験があるので慌てることもありませんが、男性は慌ててしまい、中には病気だと勘違いする人も少なくありません。
男性も歳を重ねるに連れて肌状況が変化をするため、それにあわせたスキンケアが必要になります。
もしあなたが男性の場合はスキンケアに気を付け、あなたが女性の場合は周りの男性に教えてあげて下さい☆
やってはいけない!NGチェック
肌にある脂はテカリの原因になるのでとにかく取り除く
皮脂は外部からの刺激から守ってくれて肌の潤いを保ってくれています。
ですので取りすぎは禁物です。
適度な量を保つようにして下さい。
メイクを落とした後に何もしない
メイクのクレンジングは皮脂を取りすぎてしまうことが多くあります。
保湿などのスキンケアで取れてしまった皮脂の分を補って下さい。