健やかな状態を保つために肌は入れ替わってる
ターンオーバーとは、細胞の入れ替わるメカニズムのことを言います。
若々しい健康な肌を保つためには非常に大切な肌のサイクルになります。
このターンオーバーがきちんと行われることで、肌の内部に天然保湿成分が作られます。
表皮の一番外側にある角質層は、表皮細胞(角化細胞)がぎっしりと積み重なっています。
表皮細胞は細胞分裂によって絶えず生まれ替わり、古い細胞は次々と体外に剥がれ落ちて排出されるのです。
表皮細胞は表面から
・角質層
・顆粒層
・有棘層
・基底層
の4つの層で構成されています。
表皮の最も内側にある基底層で生まれた表皮細胞は
基底層⇒有棘層⇒顆粒層と姿かたちを変えながら上に押し上げられて約14日間「角質層」にとどまったあと、垢やフケといった角片になり、体外に排出されます。
自分自身の正常なサイクルを維持することが大切
ターンオーバーのサイクルは平均で28日です。
しかしこれには個人差があり、30日周期の人もいれば、35日周期の人もいます。
それぞれが正常であれば全く問題ありません。
外から見ると肌の厚さや肌質は変わらないので、普段は意識しないと思いますが、これらを繰り返して肌は入れ替わっています。
生理周期のように体温の上下などもないので、ターンオーバーの周期を測ることはできません。
ターンオーバーは早すぎても遅すぎてもよくありませんので、しっかりと正常なサイクルを維持することが大切です。
維持するためには、食生活などが重要な要素のひとつになってきます。
虫刺されの跡が消えにくく色素沈着する理由は
乾燥や摩擦、紫外線、怪我などで肌が傷ついたり、加齢や睡眠不足などによってターンオーバーのサイクルが早まったり遅れたりすることがあります。
肌は傷つくと、傷ついた細胞を早く外に出そうとしてターンオーバーを早める傾向があるのです。
逆に傷ついたことでその部分の肌が厚くなり、ターンオーバーが遅くなることもあります。
紫外線が当たることで角質が厚くなったり、摩擦によって細かい炎症が起きてターンオーバーが乱れるケースもあります。
睡眠不足も正常なターンオーバーを阻害し、それが肌の急激な老化に繋がることもありますので、規則正しい睡眠も大切です。
ターンオーバーが長くなったらスキンケアでサポート
年齢を重ねるとどうしても代謝が落ちるので、ターンオーバーが長くなってしまいます。
以前は肌が傷ついても1~2ヶ月で良くなっていたものが1~2年かかるようになってくるのはターンオーバーが長くなっているということです。
その結果として虫刺されの跡が治りにくかったり、色素沈着を起こしやすくなるというデメリットが生じるのです。
ただ、そのことをきちんと認識し、日頃からしっかりとスキンケアをしていけばターンオーバーが長くなっても健康な肌を保つことはできます☆
やってはいけない!NGチェック
虫刺されが治りにくいのに不規則な生活を続けてしまう
虫刺されが治りにくいのは不規則な生活のせいでターンオーバーが遅れているのが原因かもしれません。
睡眠不足を解消していけばターンオーバーが正常に戻していきましょう。
ターンオーバーを早めるために栄養ドリンクを飲む
ターンオーバーは何かを摂取することで早めたりすることはできません。
正常であれば無理して早めようとする必要はありません。